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2003年7月の14件の記事

2003年7月11日 (金)

1.カプツィーナ教会

 ウィーン3日目、いよいよ本格的に「聖地」を巡ります♪

 まずはホテルの向かいにあるカプツィーナ教会へいって、ルドルフとエリザベートの棺にお花をあげて来よう、ということに。
 ここの皇帝墓所には、17世紀くらいから、1989年に亡くなった、皇后と呼ばれた最後の人・ツィタまでの、ハプスブルク家代々の王家の人々の遺体が、棺に収められ安置されています。
(ちなみに、墓所という事で写真を撮るのが何となく憚られたので…ここは文字ばかりです、スミマセン)

  「私が死んだら私はこの街に葬られる。
   心臓はアウグスティーナ、内臓はシュテファン、体はカプツィーナ」
     
 …と某殿下もおっしゃる通り、ハプスブルク家の人たちの遺体は、解剖されて別々の教会に収められています。いろいろ理由はあるようですが…。王族の遺体は死後一般に公開されたため、腐敗を防ぐために内臓を取り出すことは必要だったかもしれないけど、その内臓を、ご丁寧にも心臓とその他に分け、それぞれ金属の壷に入れてとっておくという感覚は、日本人の私にはなかなか理解し難いものがあります。
 キリスト教的には、最後の審判の時に、死者は文字どおり甦るものなのかもしれない。だから遺体をとっておくし、メルクでたくさん見たように、宝石で飾ってしまったりするのかなあ。(でも、バラバラにしちゃったら意味ないような…^^;)
 何はともあれ、体が収められた棺が安置されているカプツィーナ教会が、一番「墓所」らしいと言えます。シュテファンの内蔵やアウグスティーナの心臓(の入った壺)は、カプツィーナのように自由には見られなかったかも。(あんまり見たくもないし;)

 入場料を払って奥の階段を降りていくと、とたんにひんやり、湿った空気に包まれます。墓所に降りていく訳だから、何だか神妙な気分になって、足音も抑えて歩いていましたが…階段を降りて左手に、超巨大な棺桶が目に入ったとたん、沈黙はあえなく破られました。

 「何、この大きなのは…!」
 そう、それはマリア・テレジアとその夫フランツ・シュテファンの棺が一緒に収められた、ダブルサイズの棺桶です。マリア・テレジアは夫を大層愛していたとのことで、その1つの現れがここにあります。大きさもさることながら、天使やら花やら王冠やら、装飾もまた豪華でした。
 その手前には、夫妻の大きくて豪華な棺桶に比べると、何の飾りっ気もない、普通の棺桶が1つ、置いてありますが、これは、マリア・テレジアの長男ヨーゼフ2世のもの。そう、メルクにあった「簡易棺桶」を考案した人です!自分の棺桶は質素ながら、やはり簡易棺桶は使わなかったのね(^m^)。

 奥へ進んでいくと、だんだん時代が新しくなっていきます。王家の人たちは皆、同じような名前なので、家系図でも持って行かない限り、見てもどの人なのかはよくわかりません。ただ、2歳で亡くなったらしいゾフィーの名前が見え、年代的にもこれはきっと、エリザベートの長女なんだろうな。家族水入らずで出かけた旅行先で、2歳のゾフィーは急病で亡くなってしまいます。エリザベートはショックを受け、自信を無くし、以後子育てから手を引いてしまったとも言いますが…。

 ※ちなみに、確か入口の辺りで売っていたガイドブックには、棺のナンバーと、そこに収められた人の肖像画、名前と解説が載っています。2003年当時は日本語のは無く、英語のを買いました…見終わった後にね!(苦笑)

 メキシコで銃殺刑と言う非業の死を遂げたマキシミリアン(フランツ・ヨーゼフの弟)の棺や、その死が第1次世界大戦のきっかけとなった、フランツ・フェルディナンド大公夫妻についての解説パネルもありました(この大公夫妻の墓所はここではないのです。夫人の身分が低かったので、皇帝墓所に入る事を許されなかった)。

 そしていよいよ。
 一番奥の別室に、実質最後の皇帝一家となった3人の棺がありました。
 中央の高い段の上に、フランツ・ヨーゼフ1世。その左に皇后エリザベート。右に皇太子ルドルフ。
 ああ、とうとうここまで来ちゃったよ。
 ルドルフ様、エリザベート様、貴方がたが、私をウィーンまで呼び寄せました。
 …という訳で、近くの花屋で買った、白と真紅…ではないけれど少しピンクがかった薔薇の花束を、棺の所に置いてしばし合掌。
 まだ開館したばかりで、他の観光客も少なかったので、3人の棺の周りを何度もうろうろして、棺に施された装飾を見たり、棺にちょっと触ってみたりしました。
(現在は、この3人の棺の周りはガラスで仕切られて、多分直接触ったりは出来なくなっています)

 カプツィーナを出ると、もう10:30。
 1時間も墓所で過ごしてしまいました、やっぱり時間かかるわー(^^ゞ
 次なる聖地、ホーフブルクへGO!です。

2.ホーフブルク見学

Hiroba

 王宮内広場です。
(ミヒャエル門を通り抜けたところ)
 右側にスイス宮の建物が一部写っている。
 正面の建物と、窓の位置(高さ)が違うんだけど、
 継ぎ目の所はどうなっているのだろう…?

 ホーフブルクの内部は撮影禁止でしたので、
 またしばらく文章が続いてしまいますが、
 よろしければお付き合い下さいm(__)m
 (画像下のリンクをクリック)

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2003年7月10日 (木)

1.メルク修道院へ

 朝食後、今日は一日「ヴァッハウ渓谷ツアー」、私たちにとっては「メルクツアー」です。
 メルク修道院は、「天愛」のかなり重要な舞台の1つ。だから、最初は「メルクにいる!」ことだけで満足していたのですが、「バロックの最高傑作」と言われる建物に実際に身を置き、ガイドさんの分かりやすい説明を受けると、いろいろと興味が湧いてきました。

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2.修道院に到着

 ウィーンを出て1時間半くらいで、高速を降りるとすぐ、メルク修道院の建物が見えました。黄色と白の壁、屋根と窓が作る直線的な造形が、周りからひと際浮き上がって見えます。この黄色は、後日訪れたシェーンブルン宮殿と同じ、マリア・テレジアが好んだという色です。

 駐車場でバスを降り、修道院門を入ります。手入れのされた庭、こぎれいな印象で、何か神戸の異人館とかに入って行くような感じ。ちょっと行くと、小さな売店とレストランが脇にあって、そこだけ観光地っぽい雰囲気もあります。
 入口の左右にあるのは、聖人ペテロとパウロの像だとガイドさんが教えてくれました。何でも、キリスト教の聖人の像や絵画は、その持ち物によって、誰なのかがわかるのだそうです。「剣」を持っていたらパウロ、ペテロは「鍵」なんだって。
 それぞれいわれがあるのでしょう、そういうのもわかると、教会めぐりは更に楽しいです♪

 ガイドさんがチケットを取り替えてくる間、「高位聖職者の庭」という広い中庭で待ちました。
 中央の噴水をバックに、たくさんの観光客が写真を取っています。(※建物内部は撮影禁止)
Melk1

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3.メルク見学(1)

 メルクでは、飛ばし飛ばしながらも、たくさんの展示物を見る事が出来ましたが、印象に残ったものをいくつか。

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4.メルク見学(2)

 暗い展示室を抜けると、いきなり明るい空間「大理石の間」です。皇帝の客間、祝賀用の食堂として使われたとのことで、高い天井いっぱいのフレスコ画、大理石と粘土を混ぜたという赤っぽい壁と、金の装飾が華やか。
 大理石の間を出ると、さらに明るい屋外、バルコニーに出ました。

 ちょうど陽が出て来て、とても景色が良いです。メルクの街を見下ろすことができます。この街の人は、街の背景に、毎日のようにこの壮大なメルク修道院の建物を見ているんですね。
Melk3

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5.ドナウ川下り

 修道院見学後の昼食は、来る時に通った、入口近くのレストラン。
 白身魚のフライにクリームソースがかかったのと、付け合わせにボイルしたポテトと野菜。なかなかのボリュームです。
 一生懸命食べて、あー、おなかいっぱい、と思ったら、来たよ、デザートが^^;
 忘れていた、ここはお菓子の国だった。
 大きなチョコレートケーキ、さすがに3分の1くらい、残してしまいました。
 この後は、ドナウ川を船で下って、デュルンシュタインまで行きます。

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6.デュルンシュタイン

 メルクから乗って来た船を降り、船着場から岩山を掘ったようなトンネルを抜けると、本当に小さな、かわいらしい町がありました。
 細い石畳の道の両側に、中世のおとぎ話に出てくるような家が並んでいて、何か観光用に作られたような錯覚を起こしてしまいます…イクスピアリとか、なんとかスペイン村、みたいな。…本当にここで、人々が生活してるのかなあ?
 ん~、でもほんと、かわいらしいお店がいっぱい。いろいろ見たいなあ…と思ったら、なんと自由時間はたったの10分。さすがツアー^^;
 帰りの渋滞をかなり気にして、早め早めに動こうとしているようです。このツアーの後に、コンサートの予定や人と約束している人もいるでしょうからね。
 何はともあれ、10分しかないとなれば、私の狙いはワインです。

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7.初カフェザッハー&元祖ザッハトルテ

 メルク〜ヴァッハウ渓谷ツアーを終え、一度ホテルに帰ってちょっと休んでから夕食に出ました。といっても、ランチがたっぷりだったのでそれほどお腹も空かず、カフェで軽くズッペ(スープ)でも、ということに。

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2003年7月 9日 (水)

1.行け!ウィーンへ…

 10何年ぶりの海外個人旅行。
 錆び付いた英語、そして何よりも就学前の子ども持ちというネックを乗り越え、ついに、ハプスブルクオタクの夢の都、ウィーンへの旅行が始まりました。
 この時私は、10年余り働いた職場を辞めた直後で、次の仕事が始まるまでの間、1ヶ月ほどの夏休みという状態でした。この先、こんなに長く休める事は、まずないと思えたし、この機会に1度は行っておこう…という気持ちでした。保育園に通う娘の送り迎えやその他諸々を、ダンナと実家の母が快く引き受けてくれたので、実行できた旅です。二人には…そして何より、いい子で留守番していてくれた娘には、本当に感謝!です。

 一緒に旅をするのは、「天愛」関係のサイトで知り合った、メイ様。宝塚版「エリザベート」のDVDを貸していただいたり、一緒にヴェルサイユ展に行ったりと、何かとお世話になっています。東海地方にお住まいのメイ様は、前日に宝塚の公演を観に東京にいらしていましたが、一度お家に戻られて、その日の夜行列車でまた上京されるというハードスケジュール。さすがだ…。
 私の方は、朝、出掛けに娘に泣かれてしまい、とってもブルーな気分。でも、だからといって引き返すわけでもないので、とにかく安全に、そして楽しんで帰ってこなければ、と言い聞かせていました。
 それでも、成田〜ウィーンのフライトが半ばを越えた頃には、いつの間にか「わくわく旅人モード」に切り替わっていました…ゲンキンな奴。
 1週間、快くワガママ旅行を許してくれた家族達に感謝しつつ、機内で少しだけ眠りました。

2.ウィーン到着〜ホテル

 いよいよウィーンが近付いてきました。
 地上を写すモニターを見ると、飛行機が大分高度を落としたようで、畑でしょうか、緑とクリーム色のモザイク模様が見えます。着陸…これがどうも、緊張するのよね。以前、乗り継ぎで香港に着陸したことがあるのですが、ものすごい台風で…2、3回、着陸をやり直したんです。怖かった(>_<)。今回は、天気も良いし、風もそんなになさそうだし、よろしく頼むよー(>パイロットさん)。

 ウィーン・シュベヒャート空港は、噂通り、国際空港にしては小さい…。国自体が(今は)小さいし、EU圏内なら列車の移動も多いから、そんなに大きな空港もいらないのかな?大きな空港ならフランクフルトにあるしね。
 入国審査も、ちょっと並んだけど、パスポートを提示しただけで、何も聞かれずに終わりました。入国目的くらい聞けよ、とか思ったんだけど。まあ、簡単なのは旅行者にとっては、いいことですよね。
 到着ロビーで、ホテルまでの送迎の人を探してきょろきょろしていると、向こうから声をかけてきてくれました。そっけないゴツい車に乗るのかなと、何となく思っていたら、BMWの立派なセダンで座席もゆったり。でもちょっと!おじさん!運転荒いよ!!空港出口付近のカーブでブンブン振り回され、慌ててシートベルトを着用です;

 と、ここで、空港周辺らしい殺風景な中、10月から始まるミュージカル「エリザベート」の看板発見!
 うおー、あれが見られれば、この旅、何も不足は無かったのだけど…。
 7、8月はミュージカルもオペラもコンサートも、お休みなのでした。今しか来れないから来たけど、次回は絶対、やっている時に来なければ…。

 ウィーンは初めて?とか、軽くいろいろ聞かれたので、私達がエリザベートが好きでウィーンにやってきた事を告げると、じゃあ、またミュージカルを見に、何度も何度も来るんだね、みたいな事を言われました。
 まあねー、旅行も始まらない内から、また来る事を確信してはいるけど、いつになることやら。私にとってはやはり、当分はこれが最初で最後のワガママ旅行なのです。

 しかし、それにしても英語…。せっかくいろいろ話しかけてくれているのに、もどかしいほど言葉が出てきません。元々そんなにできないけど、それにしても錆びてるなあ。ごめんよ、おじさん、帰りにまた会えたら、もう少し話せるといいなあ。

 車はまもなく、市街地へ。ドナウの運河を超えると、ヨーロッパらしい石造りの建物と、道の両側にふんだんに配置された緑が見えます。街並みを眺めているうちに、「これがリンクだな」と思われる通りに入りました。いくつか、ガイドブックに載っていたホテルなども見つけ…いよいよ、旧市街だあ〜。

 路地をいくつか曲がり、ホテルに到着!
 なーんと、カプツィーナ教会の斜め前ではないですか!
 地図で見た時には、「ホテルの裏がカプツィーナかな?」と思っていたのですが、車がつけられる正面玄関は、カプツィーナのある広場側なんですね。…最初と最後にカプツィーナ詣でをすることは決まったなv

 カプツィーナ教会には、ハプスブルク家代々の、王族達の遺体が安置されている霊廟があるのです。
 ルドルフ様、エリザベート、フランツ・ヨーゼフ帝の棺ももちろんあり、天愛ファン、エリザベートファン必見ポイントの1つでしょう。                

 さてフロントへ。
 この旅行、飛行機とホテルの宿泊、現地でのツアーやコンサートの手配を、ネットで見つけた旅行会社に頼んでいました。メールとウエブ上のやり取りがほとんどで、昼間に時間を割いて旅行社に出かけていく必要がなく、とても便利だったし、対応もきめ細かくて良かったのですが、1点だけ、不安なことが…。
 出発前に送られてきた、ホテル宿泊や現地ツアーのバウチャーが、体裁のいい「チケット」という感じではなく、どう見ても
 「ワードで作ったA5サイズの要項を、A4のコピー用紙にプリントアウトして、半分に切ったもの」
だったこと。つ、通用するんだろうか…。
 メイ様とは、「いやいや、これが価格に反映されているのよ!」と言い聞かせあったものです…。
 
 「ちぇっくいん・ぷりーず。」とそのA4半分(あくまでもA5ではなく、A4半分なのだ)のプリントを渡す。
 「ん?」という感じで内容を確認する、フロントのお兄さん。内心汗;の私。
 ほ、どうやら大丈夫みたい。 部屋と、朝食の場所を教えてもらい、部屋に向かう。ベルボーイ、というには年のいっているおじさんが、荷物を運んでくれるようですが、先に行っていてくれというジェスチャー。

 部屋は4階。部屋番号の表示に従って進みますが、ど、どうなっているんだ、この建物は?
 廊下は何度も折れ曲がり、途中に階段があったりして、日本のホテルみたいにすっきりしてないの。何度か曲り角を間違えて戻ったりしていると、荷物をカートに載せた、先程のおじさんに追いつかれちゃった。間抜けな東洋人だと思われたかしら〜?
 お部屋は広くてきれい!今回、たまたま安いパックがあったので、ちょっと良いホテルを選んでいました。後で思うと、普通だったらとても泊まれない位、ゼイタクでしたね…。でもこの時は、そんなことを考える間もなく、とにかく早く街へ出たくてウズウズしていました。だって、ここはウィーン!なのですもの♪

3.シュテファン寺院

 簡単に荷解きを済ませ、さっそく外へ!
 時間はもう夕方6時、まだ明るいけれど、見学できるような所はないので、とりあえずウィーンのシンボル、シュテファン寺院へ向かってケルントナー通りを歩きました。道には観光客の姿が多く、賑わってます。天気は曇り…そして、何やらポツポツと冷たいものが。傘をさす程ではないけれど、ちょっと肌寒い。半そでに薄い7分袖のカーディガンでは足りなかったかな…。

 お店のショーウィンドウを眺めながら進むと、やがてシュテファンズプラッツ、シュテファン寺院のある広場に出ました。うわぁ…デカい。そして何やら黒っぽい?汚れかしら。まずは写真を、と思ったけど、広場の端っこまで来ても、全体が入りきらないよ〜。曇りで光の具合もあまり良くないので、早々に寺院の中へ。

Stephansdom こちらも「うわー」と思わず声を上げてしまう空間です。柱から続く、高い丸い天井は、ゴシック様式というそうです。中央奥の祭壇もすごいし、そこに続く左右の通路には、いくつもの違う祭壇が設置されていました。それぞれ意味があるんだろうなあと思いつつ、とりあえず教会独特の厳かな雰囲気を味わいました。
 ヨーロッパの教会は、まあ観光地になっているという事もありますが、誰でも入りやすく、厳かなのだけど、居やすいというか、席に座ってボーッとしているだけで、何か落ち着く気がします。
 ちゃんとお祈りしている人の邪魔をしないように、そーっと祭壇に近付いてみる。左右の柱にはたくさんの彫刻、装飾がされていますが、全体的に暗い感じが、この建物が超えてきた時の長さと「祈りの場」という厳かさを感じさせます。観光客はもちろんたくさんいて、写真なんかもパチパチ撮っているのだけどね。あまりに空間が広くて、うるさいとか、混雑しているという感じがしません。
 祭壇の方の写真を1枚撮って、また来るだろうなと思いながら、教会を後にしました。

4.ミヒャエル門〜ホーフブルク(王宮)

 シュテファン寺院を出たあと、私たちは「ある景色」を求めて、通りをずんずん進んでいきました。
 それは、旅行前の情報収集で、いろいろなサイトの旅行記を読ませていただいた中のどこかで見た、
 グラーベンからコールマルクトへの角を曲がると、王宮のミヒャエル門が見える!というもの。
 ところが…頭の中では、「シュテファン広場〜グラーベン〜コールマルクト」と通りの繋がりを覚えていたつもりが、気がつけば、あらここは、リンクかしら?おかしいなあ。
 地図を見るとやっぱり、王宮とは反対の方へ来てしまってました。いきなり道に迷う…;

 私が方向音痴なだけかもしれませんが、この通りの位置関係を覚えるのには結構手間取ってしまい、「ケルントナーからグラーベンに行くには、シュテファン寺院の前まで行かずに、手前で曲がること」というのがわかったのは、3日目位になってからでした…。

 時差ぼけ+寝不足の疲れを引きずりながら、どうしてもホーフブルクが見たい〜!ということで、頑張って歩く私たち。途中、これまた大きなペスト柱があり、そこがグラーベン通りで間違いない事がわかってひと安心。ペスト柱を1枚撮影して、先へ進みます。いよいよグラーベンの突き当たりの角が見え、そこを曲がれば…。

Michaelmon
 「あったーー!!♪◎★」(興奮度、本日最大値を記録;)
 そこには夢にまで見た光景が…♪緑の屋根、装飾された門、そしてああ、あれが、ミヒャエル門!あそこをルドルフ様は、毎日のように馬車で通っておられたのでしょうか…。
←これが「角を曲がると見えたミヒャエル門」

 馬車と言えば、この辺りには観光客向けの馬車がたくさん走っていて、昼間はミヒャエル門の前やちょっとした広場なんかに止まって客待ちをしてました。うう、一度あの馬車に乗って、ミヒャエル門をくぐってみたい…と思ったものの、語学力に難有りのため、結局パス。意気地なしだ〜。

 何はともあれ、王宮、ホーフブルクだ!ミヒャエル門の写真を1枚パチリ。やっぱり大きくて、全体が入らないので、中心の部分だけ。ところが近くまで来てみると、一番真中の、上の方にある装飾部分が、何やら工事中みたいなシートに覆われているではないですか。別にいいんだけど、夏って、観光シーズンじゃないの?他にも結構工事中の所は多く、後日近くを通った楽友協会も、あとそういえばシュテファン寺院の高い方の塔も、工事中だったよ。

 ミヒャエル門をくぐると、門の中は丸天井になっていて、フレスコ画が。そして何故か、天井一面にネットが張ってある。鳥除けかなあ?てくてく進んで行くと、広場に出ました。きゃああ、ここが旧王宮、フランツパパにシシィに、ヴァレリーちゃん(ルドルフ様の妹)達が暮らしていた所〜!
 そしてありました、スイス門!!
Swissmon2 この門があるスイス宮に、ルドルフ様のお部屋群があったのです。画像はちょっと、加工したものしか手元に無くて、なにやらぼわーっとしてますが…時差ボケと異界モードでくらくら来ていた私たちの、脳内映像にはかなり近いものがあるかもしれません。ほとんど夢マボロシ、みたいな(笑)。
 スイス門をくぐり、スイス宮のこぢんまりした中庭に来ると…おっと、ここも工事中かい。なにやら資材置き場になってるし。
 その脇には、王宮礼拝堂/ブルクカペレへの階段がありました。ああ、ここがアルフレートの職場だったのね…でも中が見えない!7、8月は、ウィーン少年合唱団がお休みのため、ここでのミサもやっていないのは知ってたけど、教会そのものが閉鎖なのかなあ。合唱団は別に見られなくてもいいんだけど、礼拝堂の中を見たいなあ。

 未練がましく、礼拝堂があるらしき2階部分を見ていると、中からスキンヘッドのお兄ちゃんが、ニッコリ笑って手を振ってきました。あー、もしかして、この辺でうろうろしてると、少年合唱団のファンかと思われるのかなあ。それはちょっと違うのだけど、かといってルドルフ様ファンですとも言えないよなあ、やっぱり。
 とりあえず、広場側から、スイス門と旧王宮の建物を撮影して、ひとしきり浸った後、夕食の場所を探しに行きました。

5.夕食:すっかり不馴れな異国人モード

 ルドルフ皇太子ゆかりのスイス宮で、ひとしきり浸った後、夕飯をとるため、もう一度ミヒャエル門から広場へ出て、右方向へ向かいます。
 門から続く、大きな建物の下をくぐると、また何やら広場に出ました。ここは…?どうやらスペイン乗馬学校とかがありそうです。お、よくみれば、奥の建物は王宮図書館(今は国立図書館と言う)ではないですか♪そしてその並びは、アウグスティーナ教会♪♪
 …またしても、フィクション妄想モードにスイッチが入りかけましたが、もう時間も遅いので、現世に戻って食事、食事。このまま行けば、「アウグスティーナーケラー」という、ワインが飲めるレストランみたいのがあるはずなのです。

 それにしても、建物がみんなデカい…。縦にも大きいし、横にも、継ぎ足し継ぎ足し、って感じで建物同士が繋がっているので、どこまで歩いても、1つの建物が終わらないのです。本当にこの先に目指すお店はあるのか?と不安になった頃、入り口を発見。

 しかし、人がいなーい!いいのか?入っても??おずおずと一歩入ってみると、ああ、いた!入り口からは死角になった所に、ボーイさんが座っていた!死角に座らんでくれ〜!
 はろー、と挨拶してから、フロアが2種類あるけどどっちがいい?と聞かれる。何か片っぽはトラディショナルで、片っぽはミュージアムがなんとかかんとか…。
 例によって詳細は聞き取れないので、うーんと悩んでいたら、見せてあげる、と近くの部屋に連れて行かれる。そこは赤い色で統一された、モダンな感じのお部屋。こっちがきっと、ミュージアム何とかだ。しかし何故か誰もいなくて不安;
 次いで奥の方に行くと、ああ、これこれ。地下の穴蔵っぽい内装で、木のテーブルにちらほらと客の姿と、アコーディオンの生演奏の音が。こっちがトラディショナルね。

 こっちにします、と告げて店内へ。し、しかしどうすればよいのだ〜!?さっきのボーイさんは入り口の方に戻ってしまったし、他に案内してくれそうな人はいないぞ。店の奥まで行きつ戻りつして、悩んだ挙げ句、「とにかく、座ろう!」と近くの席に落ち着く。
 と、すーっと店員さんが寄ってくるではないですか。なあんだ、最初から好きな席に、とにかく座ればよかったのね。はあ、いちいち行動がギクシャクしてしまい、典型的な「異国での第1日目」という感じだわ。
 
 喉が乾いていたので、とりあえずビール!うう、うまい!ビールが!旅先という、精神的なものもあるだろうけど、空気が乾燥しているからかなあ、喉も乾くし炭酸がウマいんだよね!北米に行った時も、いつになくビールがウマくてビックリしたことがあります。
 ちょっと寒かったので、ズッペ(スープ)を1つずつと、ビールに合いそうなところでマッシュルームのフライ、それにステーキ/揚げタマネギ/ポテトの料理を注文した。
 そしてやってきた、ズッペ。美味しい〜♪コンソメスープに、私はヌードル入りのを、メイ様はクレープの短冊切りが入ったのを頼んだのだけど、コンソメスープが、美味しいの!やはり肉料理のお国だねえ、うんうん。体も温まって、いい感じ。
 マッシュルームのフライと肉/タマネギ/ポテト料理が来る。げ、すごい量!マッシュルームだけでお腹一杯になりそう…。でもマッシュルーム、揚げ立てでおいしい〜♪お肉も、ちょっと歯ごたえはあったけど、揚げタマネギと一緒のソースが美味しくて、最後は残したけど、二人で結構食べました。

 満腹で、寝不足の所へビールがまわって、何だか体がふわふわしてきた…。そろそろホテルに帰って寝よう。眠い頭で勘定を済ませ、外に出ると、時間は9時くらい。で、やっと暗くなってきました。ここからケルントナー通りが近いはず。

 ホテルに帰ると、もうへろへろ。風呂にも入らず、とっとと寝ました。
 実は風邪気味だったので、乾燥から喉を守るべく、マスクをするのは忘れませんでした。(←これ、結構効果アリですよ)

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