2015年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

« 十?周年だった…(大笑) | トップページ | 忙しくなってきた… »

2006年10月22日 (日)

初・和物。

 今日は縁あって、とある日本舞踊の発表会を見て参りました。
 全く知らない世界なので、一応前の日に予習をして、各演目のあらすじは押さえて臨みました。
 時間の都合で、前半のいくつかの演目しか見られませんでしたが、なかなか興味深かったです。

 まず、知人が出るという事で、一番の目当ての演目、「正札附」(しょうふだつき)。
 これは、曽我物と言われる、敵討ちの題目の一つとのこと。曽我五郎時致(そがのごろうときむね)が、鎧を片手に父の仇を討ちに行こうとするのを、小林朝比奈の妹、舞鶴が止めようとする…というお話。
 それも、ただ説得するのではなくて、大の男相手に力づく。行こうとする五郎の鎧を引っ張る舞鶴、引けども押せども動かぬ五郎、二人の間合いとか掛け合いが面白いのだそうです。
 実はこの演目の前までは、全て踊り手は1人でした。この「正札附」で、初めて2人になったのと、「セリフ」も少し入っていて、今までの「踊り」に比べると、かなりお芝居っぽい要素が高くて、そのおかげか、かなり楽しめたのです。
 演出も結構派手でした。それまでは、唄い手や三味線などを演奏する人たちが上手側にいて、舞台上には背景の大道具があり、踊り手の方はその手前で一通り踊る、という感じでしたが、「正札附」では、幕が上がるとまず、正面に演奏をする人たちがいます。赤い2段の台に、10人くらい乗ってたかな…?唄い手も、三味線も、それまでの演目より人数が多くて、「おー、なんかスゴイ!?」と迫力を感じました。
 そして、演奏が始まると、その赤い段が、演奏者達を乗せたまま、中央から左右にさーっと分かれるのです。すると、その間に、ポーズを決めた踊り手2人が現れました。2人は台に乗っていて、黒子のような人が、その台をするすると舞台前方に滑らせます。いやー、これが、なんともかっこ良くてねー。客席からも自然に拍手が起こる、カッコいい登場です。どうも、普段ミュージカルという派手な舞台を見慣れているせいか、こういう派手な演出にはときめいてしまうようです(笑)。
 最終的に、五郎と舞鶴、どちらが意志を通したのかはよくわからなかったのですが…何か、どちらもお見事!って感じの終わり方だったから…見ていて、なかなか楽しかったです。この演目に限っては、長唄の歌詞を書いた紙をいただいていたので、よりわかりやすかったのだと思います。

 そして次は、「京鹿子娘道成寺」(きょうかのこむすめどうじょうじ)。ここの会主のお孫さんで、まだ高校生だとのことですが、今回名取(家元から名前をいただくこと…芸名みたいな物かなあ?)披露の演目ということで、楽しみに拝見させていただきました。
 あらすじは、修行僧安珍に恋をした清姫が、鐘の中に逃げ隠れた安珍を追いかけて、恨みのあまり白い蛇に姿を変え、鐘ごと安珍を焼き殺した…という伝説が下地にあります。
 後日、道成寺の鐘供養の際、美しい白拍子がやって来て、鐘を拝ませてくれと頼みます。お寺のお坊さん達…役名は「所化」となっていたけど、どういう意味なのかな。見た感じだと、「一休さん」みたいな、お寺で働きながら修行している小坊主さん達、って感じでした…は、舞を舞う事を条件に、女人禁制の境内に入れてあげます。
 所化たちの前で華麗な舞を舞う白拍子…しかし彼女の正体は清姫の亡霊で、最後には、鐘に上って蛇の姿になる、というもの。
 いやー、華やかでした!
 最初からして、紅白の幕だし、桜が満開の道成寺のセット、そして上手よりに吊るされた鐘。
 演奏も、「正札附」よりさらに人数が増えていました。
 蛇になる前の白拍子は、衣装や小道具を変えて、3、4種類の舞を舞っていました。その衣装がいちいち、すごい豪華なのです。衣装替えは、一度袖に戻って替えてくる事もありましたが、舞台上で踊っている間でも、黒子さん?がすすすすー、と現れて背後にスタンバイ、白拍子が後ろを向いている間に、なにやらごそごそと準備して…ハイっ、と前を向くと同時に、一番上の着物が取り去られて、別の着物になってましたー、なんていうのが何回もありました。…ということは、最初は何枚も重ね着しているわけで…衣装と鬘だけで10キロ、20キロ、ということもあるそうです。それで涼しい顔して踊るのですから、すごいですね。
 楽しみなのはやっぱり最後、蛇に変化する所…やっぱり黒子さんがごそごそやって、「ハイっ!」とやると、白地に銀の三角模様(蛇のウロコを表しているそうです)の衣装が現れました。と同時に、つり下げられた鐘が徐々に下に降りて来て、その後ろに多分ハシゴのようなものがセットされました。鐘の後ろに回った白拍子は、そのまま鐘の上へ…腕に着物の袖をくるくるっと巻き付けると、あらまあ、鐘に上った白蛇が、鎌首をもたげているようです。心なしか、表情も、舞を舞っていた時よりも眼光鋭い感じになって…本性を現した、というところでしょうか。
 こちらも派手でわかりやすく、初心者にも楽しめた演目でした。
 次の「鏡獅子」も、娘が踊っているうちに獅子の精に取り憑かれて変化するという、派手そうな演目だったのですが、残念ながらタイムオーバーで会場を後にしました。
 
 いつかは歌舞伎なんかも見てみたい、と思っていた身にとっては、ちょうどよい入門の機会となりました。またいつか、機会があれば、チャレンジしてみたいです。今回の機会を与えてくれた方達に感謝!

« 十?周年だった…(大笑) | トップページ | 忙しくなってきた… »

観劇/鑑賞記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/94330/12378116

この記事へのトラックバック一覧です: 初・和物。:

« 十?周年だった…(大笑) | トップページ | 忙しくなってきた… »