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2006年12月24日 (日)

MA雑感。

 まとまらないけど、これまでの記事で書ききれなかった事を、ぼちぼち書いて行きます。(辛口多し・ご注意を^^;)

12/10 アニエスのこと。
12/24 それはサービスなのか?
 
参考:MA感想 その1
   MA感想 その2
   MA2回目。
 

アニエスのこと。
 女性キャラというと、二人のMAについてのあれこれがまず出てきてしまい、アニエスのことは後回しになってました。やっぱり主人公2人に比べれば、それほど重要な役ではない…んだけど、そこも含めて実に残念!っていうのが今の所の感想だったりします。
 私の場合、原作を読んでしまっているので…原作と比べてしまう部分がどうしてもあって…それば、ある意味御法度だ、ということはわかっています。舞台は舞台、原作とは全然違う世界、違う作品なんだ、ということは百も承知なのですが、それでもアニエスは、原作の方が数倍、魅力的なキャラなんです。
 彼女にも、神に仕える身と、現実世界の悲惨さとの間での悩みや葛藤があって、マルグリットとは違う方法で世の中と戦って行くんです。
 舞台では多分、彼女の悩みや戦いも、マルグリットの方に集約したのだろうと思います。2人のMAが主役なのだから、時間的に制限のある舞台では、それは当然だと思うのだけど、その結果、アニエスはなんだか、事なかれ主義的な優等生になってしまいました。
 マルグリットが、エスカレートする革命に疑問を持つための基盤やきっかけとして、アニエスの存在はあるのだと思いますが、単なる優等生とか、一服の清涼剤、というだけではなくて、もうちょっと、キャラ的にひとひねりあったらなあ。
 …と思ってしまうのは、多分私が原作のアニエスファンだからなのでしょう。だから、このことはもう言わない!「舞台は舞台」だからねー。 
 
それはサービスなのか?
 …今年の帝劇の舞台、そう何度も通った訳ではないけれど、必ずあったのが、「客席との絡み」。役者さんが客席に降りてきたりする演出。あれを見るたび、私はなんともビミョーな気分になります。役者さんが近くに来てくれるのは、サプライズでドキドキして、時には嬉しかったりもするものだけど、その瞬間、お芝居からは完全に心が離れてしまいます。だから、そうなってもいいような場面で、効果的に盛り込むのはいいと思うのです。「ベガーズオペラ」みたいに、客もみんな巻き込む事を前提に作られた作品もあるわけだし。あと、シンデレラストーリーで、皆が王子を捜してる場面とかだったら、客席使っても全然OKだと思うんですけど。
 でも今回、カリオストロが上手通路をウロウロするアレは、どうなんだろうなー、と。舞台上では確か、真面目に別のお芝居をしてたような気がするんですよね。私も、下手側で見てた時、「何か上手の方でやってるなー」と思いながらも、がんばって(?)、舞台に集中してたんですけど、やっぱり気になるじゃないですか、何が起きているのか。
 あと、2幕だったかな?ボーマルシェの長ーいおしゃべり。何故か指揮者に絡んで。一説には、他の役者さんが着替える間の時間稼ぎだという噂も聞きましたが、それにしても長過ぎました。大して面白い話をしてた訳じゃないし。最初の方こそ、そのおしゃべりに付き合って、ちょっと笑ったりもしてましたが、なかなか終わらないものだから、せっかくお芝居に集中してた気持ちが、完全に現実に引き戻されて、白けてしまいました。私が見た日は、もしかしたら特別長かったのかもしれませんが、あんなに時間稼ぎをする必要があるなら、もうちょっと別の方法を考えた方が良かったのではないかなあ。
 お芝居の順当な流れを意図的にちょっと止めるような、これらのサプライズは、あってもいいとは思うんだけど、あくまでもそれは、例えば場面転換の息抜き程度、あるいは休憩時間後に、観客を再び物語の中へ誘う為の手段であって欲しいなあと思いました。
 MAの場合、そもそも、話の中にどっぷりと浸りにくいので…そういう、流れを分断させたり、観客の意識をそらしてしまうようなやり方は、あまり効果的ではなかったんではないかと思います。
 もしもそれが、観客へのサービスのつもりだったというなら…うーん、ちょっと、甘く見られてませんかね、私たち。そんなお遊びはなくても、3時間たっぷりと作品世界を堪能させてくれたら、客は満足すると思うのですが。それともこれも、「異化効果」の一例?
※異化効果(yahoo辞書より):《(ドイツ)Verfremdungseffekt》ブレヒトの演劇論用語。日常見慣れたものを未知の異様なものに見せる効果。ドラマの中の出来事を観客が距離をもって批判的に見られるようにするための方法の意に用いた。
 MAを理解する為の「魔法の言葉」だと思ってマス。^^

 
 

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