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2006年12月 2日 (土)

MA2回目。

 昼間の用事も無事に終わり、日暮れとともに帝劇へ行って参りました。
 んー、やっぱり舞台は、可能ならば2回は見たいものですねー!
 それに一度は、2階から観るべきだと思いました。特にこのMAはそうなんじゃないかなー。
 (12/3 あちこちちょっと追記。)
 
参考:MA感想 その1
   MA感想 その2
 

 2階でなくても、舞台全体が見えるポジションで、1度は。カリオストロが世界を操る、っていう設定は、舞台全体を使った演出で表現されていたから、それが見えると見えないとじゃ、随分印象が違う気がします。…てか、そもそも、そういう基本設定は、どこから観てもわかるようにして欲しいものですけどね。
 ちなみに前回は下手のかなり前方だったので、回る盆の効果とか、ヴァレンヌ逃亡での小さい馬車とか、あんまり見えなかったんですよ。2階から観て初めて、「ああ、こうなってたのか」って。
 
 そして、やっぱり私は井上フェルセンと、禅ルイ16世にかなり視線がロック・オンでした。
 フェルセンは、愛する人が王妃だというままならない現実に、身をさらして耐えている表情が良かったの。ひそめた眉と、苦悩に震える背中が素敵♪でした。なんだかんだ言って、ミーハーな私です(笑)。前回の記事で触れた王妃と二人のデュエットは「もしも」ではなくて「すべてはあなたに」でした。旋律もきれいで、いいナンバーだと思います。
 ルイ16世はもう、全部好き。笑いを誘う1幕のコミカルさから、もう泣くしかない「もしも鍛冶屋なら」まで。今日はカーテンコールで出て来たときに、王妃が処刑前に投げ捨てたままになっていた、帽子?ナイトキャップ?をそっと大事そうに拾い上げていたのが、また涙を誘いましたよ!カーテンコールでまで、泣かせないでよー、もぉ、上手すぎて憎らしい位だわ。
 2人の共通点って、最初から最後まで「変わらない」ところかな、と思いました。
 ヒロイン2人が、唐突と思う程に変わってしまうのとは対照的にね。
 そう言っちゃうと、カリオストロやオルレアン公、ボーマルシェなんかも変わらない訳だけど、そもそも彼らは、そんなに感情移入するキャラじゃないもんね。
 そういえばオルレアン公は、結構白塗りで、片方の目だけ下まつげを長く描いていて、ちょっと「怖いピエロ」ちっくなメークでした。そして彼は、「シトワイヤン・フィリップ」だったのね;先日の記事で「ピエール」とか書いちゃった気がするわ。誰だよ、ピエールって;
 カリオストロに関しては、2階で観てみてかなり好感度…というか、理解度アップしました。歌も、前回より歌詞が聞き取れたしね。カリオストロの歌…「幻の黄金を求めて」…マルグリットとラパン夫人が出会う直前のナンバーですけど、メロディとか曲の雰囲気が、良く聴いてみると不思議な感じがして、ああ成る程、こういうキャラにしたかったのね、というのがわかった気がしました。そうなると、やっぱり山口さんの素晴らしい歌と存在感は、あの役にぴったりです。
 
 女性陣は…うーん、マルグリットにしても、アントワネットにしても、その心情とか態度の変化が唐突で、上手く感情移入できないのです。
 特にマルグリットの、王妃に対する感情の変化、革命に対する疑問がどの時点でどのように生まれたのか、というのが今ひとつ不明。国王一家の不幸を目の前で見たから、王妃が同じ子守唄を歌ったから、フェルセンと王妃の愛を知ったから。アニエスが暴徒に殺されそうになったから。全部が理由と言えばそうなのかもしれないけど、どれも、マルグリットがすごく衝撃をうけた風には描かれてない上、それぞれ繋がりが無くてバラバラな印象でした。
 マルグリットが、王妃が自分と同じ子守唄を知っている事に驚く所は、1幕のアニエスのセリフ「お父様の使いの方が、ウィーンから学費を届けに来た」っていう前振りがあることから、もしかしたら二人は異母姉妹!?っていうことを匂わせているんだよねー。でもその直後、ランバル夫人が殺されて「あの人達は人間じゃない」と言った王妃に対し、マルグリットが「今まで人間として扱われてこなかったからよ!」って怒りだしちゃうので、二人に同じ子守唄を歌わせた意味がわからなくなっちゃってると思うんだけど。
(まー、マリアテレジアのダンナがフランスに隠し子なんて、いくらフィクションでも、あり得なさそうだけどね…;)
 手紙を返さない代わりに、フェルセンを連れてきました、っていうのも、実はよくわかんないし…。あれは…フェルセンに同情したの?預かった手紙は、結局ラブレターじゃなかった訳だし、一番可哀想なのはフェルセンだよね。あれで王妃には同情しないよね。
 裁判では王妃をかばう嘘をつき、でも処刑では「あの人が死ぬのを見たい」とか言いつつ、それでもついつい助け起こしちゃったりするし、あなたは何がしたいのー?
 いやでも、最後に王妃に手を貸すあの場面は、この作品の唯一の「希望」ではあるよね。
 あー、あとね、いとも簡単に楽しげに娼婦になっちゃう所がちょっと嫌。娼婦になった後の葛藤とか、空しさとか、ちょっとは描いてくれても良かったんじゃないかしら。体だって、「自分」の一部だよー。空しさはどこかに感じつつ、でもそれを乗り越えて自分を信じて生きている、っていう感じがあれば、もう少し共感できたんだけどなー。
 結局、人生のいろいろな経験に対する、マルグリットの心情があまり描かれていないんですよね。だから変化についていけないし、感情移入もしづらいんじゃないかと…。
 それは、多かれ少なかれ、他のキャラクターにも言えるかと。でも、全部描いてたら時間がいくらあっても足りないので、やはり「絞り込み」が必要なんじゃないかなあ。
 まあ、生まれたばかりの作品なので、今後に期待、ですね。
 
 あ、なんか、また辛口になっちゃった。
 でもきっとまた来年も観に行くんだろうな。「気になる」っていうのが、どうやら私のリピートポイントらしいです。レミゼもそういえば、ジャベールが気になって通ったんです。今度は禅さんがジャベールですよ、これだけは、万難排して観に行かねばーー!
 (ちなみにエリザは、あれば別格。気になる以前に、見る前からハマってたと言えます)
 
 そんなわけで、MAは気になる演目なので、また思いついたら記事にするかもしれません。
 とりあえず今日はここまで。
 
※そういえば、今日は某カード会社とチケット会社の貸し切りで、カーテンコールの最後にはドレス姿の王妃様がお出ましになり、マルグリットとカリオストロと3人で挨拶してました。ドレス姿で出て来たとたん、客席が「わぁ…♪」って湧いてたもん。やっぱり、アントワネットはドレス姿で見納めたいわー。

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コメント

同感です!!
舞台をより正確に把握するには2階&2回?が必要です・・・『MA』(爆)
マリーにしてもマルグリットにしてもその人物像があまりにも薄くしか描かれていないのが残念!(あれじゃあ、わかんないよぉ・・・)
・・・あの重厚な時代のすべてを描くには、時間が短すぎるのかしら?
禅さんルイに泣かされ、井上フェルセンの背中には、私も“萌~”でした(笑)

秋生さん、こんばんはー。
同感していただき、嬉しいです^^
「2階&2回」とは、リピーターを作るための陰謀でしょうかね?
なんだかんだ言って、また観てみたい私です(笑)。
客の反応を受けて、舞台も成長して行って欲しいなー。
特にヒロイン二人は、もう少し掘り下げて欲しいですね。

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