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2007年3月21日 (水)

風林火山 第11回

 今回は「信虎追放」、原作以前では最大の見せ場・・・だったのではないでしょうか。

 それにしても、信繁は、父親の溺愛に溺れる事なく、兄の器も見通していたのはスゴイですね。
 「よくぞ背かれた」とは、あの時代にしては珍しいのではないかと思ってしまいます。
 兄弟和解、そして武田家が団結できたシーンは、なかなか感動的でした。

 一方信虎は、今川家ですっかりくつろいで、歌など詠んでいます。
 まさか逆に自分が、甲斐から追放されようとしているとは・・・
 連歌の最後に義元が詠んだ「晴れた心に帰る甲斐なし」が、自分の事を言っているとは、夢にも思っていません。
 これにはさすがの義元も、ちょっと表情を曇らせていましたね。
 雪斎はやっぱり、怪しい笑みを浮かべてましたけど(笑)。

 甲斐の国境で、武装した家臣達に帰路を阻まれた信虎の脳裏に、先だっての歌がよぎり、それが自分の事を歌っていたのだと悟ります。

 今回、この国境での追放劇のような、派手なイベント(?)は、確かに見応えがあって、晴信、信繁、以下家臣達の表情、怒り狂う信虎の様子も良かったのですが、印象的だったのは、そこに敢えて静かに、先の連歌を重ねてきた所でした。
 冒頭でも、北条の当主が死を前に遺した家訓のような文章で、「後世において後ろ指を指されるような、義に背く行いをしてはならない」という内容(スイマセン、記憶があやふやな上に、かなり独自解釈になってるかも;)の字幕に、武田家が信虎追放(思い切り義に背く行為)のために動き出した映像を重ねていたのが印象的でした。

 そして、勘助との一騎打ち。
 勘助からの殺気を感じ取った信虎が、突然勘助に斬り掛かるというのは、息子と家臣の裏切りにあったばかりの信虎の精神状態を考えれば、まあ、それもあり、ということにしましょう。
 信虎にしても勘助にしても、それぞれの持って行き場の無い感情を、ここでぶつけ合ったというシーンですね。
 浅慮な青木大膳の乱入(結果的に功を奏しましたが;)により、信虎も勘助も、我に返ります。

 額に傷を負った信虎のつぶやきは、何とも切なかった・・・
 「今川め…わしを討った所で何になろうぞ。
  甲斐には晴信がおる…わしが育てた…
  あのような猛々しい武将を、このわしが厳しく育てたのじゃ。
  天下に号令をかけるのは、我が武田家嫡男、武田晴信じゃ!」

 その器量を恐れる故、晴信を疎んじ、冷たく当たってきましたが、息子として、あるいは最強のライバルとして、誇らしく思う心も持っていたのかな。ただの負け惜しみかもしれないけど・・・
 愛憎入り乱れた、とても複雑で、時には狂気も帯びるような信虎の心を、仲代さんは見事に演じられたと思います。

 勘助も、これですっかり今までのわだかまりを捨てて、武田家仕官へと向かうのでしょうか。
 すっかり一致団結した武田家臣団の中に入って行くのは、なかなか大変そうです。

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» 風林火山〜第11回・信虎追放! [一言居士!スペードのAの放埓手記]
風林火山ですが、いよいよ武田信虎(仲代達矢)駿河追放となります。武田家家臣のほとんどは、この謀叛に加担しているのですが、武田晴信(市川亀治郎)の弟・信繁を始め、諸角虎定や小山田など今回の計画を知らない家臣もまだいます。(風林火山、第11話・信虎追放の感想、以下に続きます)... [続きを読む]

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