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2007年9月26日 (水)

エビータ/劇団四季

 しばらく観劇の予定は無いはずだったのですが、突然四季の舞台を見に行く機会に恵まれましたv
 曲も内容もほとんど知らなかったので、四季のサイトであらすじだけチェックして出かけました。
 そして何故か、「エリザベート」の幻影をあちこちに見ることになりました(笑)。

2007年9月23日 マチネ
グリーンホール相模大野 大ホール にて
キャスト
 エビータ:井上智恵
 チェ:佐野正幸
 ペロン:渋谷智也
 マガルディ:内田圭
 ミストレス:久居史子

 実在したアルゼンチン大統領夫人、エヴァ・ペロン(愛称エビータ)の生涯を題材にしたミュージカルだったのですが・・・何か、見てて「エリザベート」を思い出す事が多かったです。
 まずは「狂言回し」の役でちょっと皮肉っぽい人が出てくる。エリザで言えばルキーニ、この舞台では「チェ」という人でした。この人が何者なのか、舞台では全く説明がなかったので後で調べてみたら、アルゼンチン出身の有名な共産主義革命家「チェ・ゲバラ」をイメージした役なんですって。キューバ革命とか、カストロ政権とか、その辺りに深く関わった人で、カリスマ的な革命家なのだそうです。つまり、説明などいらず、出てくるだけで「あ、あの人ね」とわかるくらい、有名な人だったんですね、知らなかったわ(^^ゞ
 とはいえ、劇中では、エヴァと何か関わりがあった訳でもなく、何故チェが狂言回しとして登場してくるのかは、よくわかりません。
 あと、実在したという事で、当時のニュース映像(白黒)が背景に映し出されたり。ん?どっかで見たような演出(エビータの方が先です、念のため)。

 後から調べてみると、エヴァとシシィは時代も生まれも育ちも全然違いますが、田舎娘がその美貌を武器に(意識的かどうかは別にして)、女性としては国のトップの座に付くという事や、当時も今も、熱狂的に民衆に慕われる一方、政府内や元々の特権階級からは嫌われる等、二面性を持っているところがちょっと似ているかも。
 めでたく大統領夫人となって、正装(?)の白いドレスでせり上がりの舞台に乗るところなど、「エーヤン、エーヤン♪」と歌いたくなりました(笑)。そしてトートが「今の内だけだぜ〜♪」と歌う幻影が・・・;

 ただ「エビータ」では、エヴァの内面や、エヴァと他の人との関係があまり深くは語られません。恋も男も自分の出世のため、男と女は利用しあうもの、という歌やセリフはいっぱい出てくるんですが、そのエヴァが本当は何を考え、何と戦い、何に悩み、何を愛していたのかは、ほとんど表現されてなかったような。最初から最後まで、強気で野心溢れるエヴァ。

 だから、貧しさから抜け出したい一心で田舎を飛び出し、男を踏み台に人気女優に成り上がって有力政治家と結婚、やりたい放題やりつつも、病気で野心半ばにして倒れた、という印象が強くてねえ…。すごい人だなあとは思っても、それ以上に何もない、って感じがしてしまうのです。
 確かに、自分と同じ貧しい民衆には好意的だったのだろうし、そういった人々から慕われ、「聖女」と崇められたのは事実ですが、メインのナンバーの1つ「共にいてアルゼンチーナ」などに出てくる「苦しみを分け合った仲間達」って誰?「たったひとつの真心」って何?というのが残念ながら伝わってきませんでした。
 脚本や演出の問題なのか…あるいは元々そういうものは求めていない舞台なのか。
 いずれにしても、アルゼンチンという、日本人にとってはおそらくヨーロッパよりも知られていない国の話なので…個人的にもノーマークですし…なかなか厳しいものがあるなー、と思います。

 なので結果的には「うーん、やっぱりエリザベートってスゴイわ」という結論に行き着きました;主人公以外のキャラクターもよく描かれているから、その世界に入りこめちゃうんですよね。
 アンドリュー・ロイド=ウェバーの曲も悪くはなかったですが、やっぱりリーヴァイ氏の音楽ほどは惹き付けられなかったし。
 でも、1978年、今から30年も昔に出来た舞台だということを考えると、逆にスゴイと思います、エビータ。きっとエリザベートの方が、エビータからいろいろと吸収しているのかもしれませんね。
 そうそれに、30年前なら、キューバ革命の立役者であるチェ・ゲバラの意味も、今とは比べ物にならないくらい大きく、役としての「チェ」が観客に訴えるものも今とは違ったのかもしれません。

 役者さんは、さすが四季、歌も踊りもレベル高いです♪
 チェの佐野さんは、オペラ座の怪人のラウル役よりも、ラテン系なチェの方が合っていて好印象でした。ペロンの渋谷さんは、優しい感じが良かったです。ペロンは下村さんがやる事もあるそうで、それはそれでまた、全く違う人になりそうです。
 エビータの井上さん、小柄なのに存在感があって、パワフルでした。

 また、機会があったら四季の舞台を見に行きたいです。
 (東宝系を優先してると、ついつい取り損ねるんですよね、チケット…;)

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