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2008年1月17日 (木)

サントリーホール 成人の日コンサート

 08年の観劇初めは、浦井君FCからのお知らせで知った、「成人の日コンサート」でした(正確には「観劇」ではなかったか)。「成人の日」という割に、客席の年齢は高かったような気がしますが、ちらほら振り袖姿も見られ、新春らしい華やかな、また密度の濃い舞台でした♪

【第1部】
Promising Artist
J.S.バッハ:無伴奏フルート・パルティータ イ短調 BWV1013
 フルート:小山裕幾
九代目 中村福助、サントリーホールに舞う
 「藤娘」中村福助
 長唄:杵屋五吉郎社中
 鳴物:望月朴清社中

【第2部】
モーツァルト「ドン・ジョヴァンニ」への招待~青年マゼットの回想
 ドン・ジョヴァンニ:与那城敬(バリトン)
 騎士長:長谷川顯(バス)
 ドンナ・アンナ:安藤赴美子(ソプラノ)
 ドン・オッターヴィオ:錦織健(テノール)
 ドンナ・エルヴィーラ:木下美穂子(ソプラノ)
 レポレッロ:池田直樹(バス・バリトン)
 ツェルリーナ:大西ゆか(ソプラノ)
 マゼット:浦井健治(俳優)
 指揮:大友直人
 管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団

 サントリーホールはさすが、世界の有名なオーケストラがやってくるようなホールだけあって、立地も建物も内装も、高級感漂ってました。燕尾服を着た人が客席の入り口にいるのを見て、「どの出演者がこんなところに!?」と思ったら、どうやらドアボーイだったみたいでした(笑)。
 浦井君FCで入手したチケットは、なんと1階5列目(!)。オケピも無いから、舞台が近い〜。

 第1部のトップバッターは、慶応大学理工学部に在籍中という、フツーに理系な学生風の奏者による、フルート独奏でした。指揮者も譜面台も、伴奏の楽器もなく、飾りの1つもない舞台に、フルート1本だけを持って身ひとつで登場してきて、流れるようにバッハを奏でる理系学生・・・すごい、凄すぎる!
 それはシュミなの?それとも理工学部の方がシュミ?プロフィールによると、すでにいろいろなコンクールで優勝しているそうで、正に「Promising Artist」なのですね。でも・・・ホントになんで理工学部なのかしら(笑)。

 理系学生が去ると、舞台の袖から鳴物や笛の音が聞こえてきました。福助さんの「藤娘」です。
 歌舞伎座とかだったら、幕があったり、背景の大道具があったりするのかもしれないけど、ここはサントリーホール、そういった装置はありません。でも、チョン、チョン、チョンチョンチョン・・・という拍子木の音と共に照明が変わると、それで幕が開いた事が分かりました。
 それまで暗かった舞台が明るくなると、いつの間にか舞台中央に藤の精が!艶やかな着物に藤の枝を担いで佇んでいます。その華やかな登場に、自然に拍手が沸き起こりました。
 可愛らしく、ちょっと色っぽい藤の精。お酒をいただいて酔っぱらうと、さらに可愛らしさが増していました。途中、舞台上の何カ所かで客席に向かってお辞儀をしていたのですが、その時の笑顔が何とも福々しく・・・まさに福笑い、春から縁起の良いものをありがとうございます♪という感じでした。
 最後、夕暮れの鐘の音と共に消えて行く時には、ふっと哀愁を帯びた表情になっていてとても素敵。
 指先まで、おそらくは計算された美しい形とか、首や目線の角度など、舞というのは「決めポーズ」の連続なのでしょうか。なんだかずっと、見とれていたような気がします。
 それにしても、その前のバッハがかなりシンプルな舞台だったので(シンプルだったから、バッハの繊細な旋律とかフルートの素朴な音色が引き立てられていました)、ものすごい彩度の違い。何となく、日本の物は地味で西洋の物は派手、という捉え方がありますが、この舞台を見る限りでは丸っきり逆でしたね。

 休憩をはさんで、第2部「ドン・ジョバンニへの招待」。
 休憩の間に舞台上にはオーケストラ用の椅子が配置され、舞台後方の客席にはちょっとした階段が作られていました。オーケストラの前、つまり舞台の一番前方の端と、後方の階段を使って、オペラ歌手達が代表的な曲を歌い、演じます。浦井君は、歌は歌わなかったのですが(やっぱりオペラ歌手達の中では・・・なのかな^^;でもみんな歌っていた中で、自分も歌いたくならなかったかな、浦井君)、登場人物の1人「マゼット」として、物語の進行役をつとめていました。
 あまりクラシックの事は知らないけど、指揮者は多分テレビで見た事がある方だし、さすがにテノールの錦織健さんはわかります。こんなに間近で、そんな人達を見られてちょっとお得感♪
 最初は年老いたマゼットの回想から始まり、浦井君は老人の扮装でうつむき加減、腰を屈めて老け演技で登場。途中で「では、私も40年前に戻って・・・」と、ひげや帽子を取り去り、長身の青年に早変わりすると、客席が湧いてました。一応、平民の青年役でしたけど、王子オーラが全開(笑)。私や一緒に行った友人達は、浦井君の事を知っていたからそんなに驚かなかったけど、知らない人は突然の美青年の登場に意表を突かれたかな?
 しかし・・・何となく聞きかじってはいたけど、ドン・ジョバンニというのは本当にどうしようもない男なのね。格調高いオーケストラの演奏に乗せて歌われるのが、女たらしの下心満載な歌詞だったりするのが何ともミスマッチな感じ(笑)。いや、「格調」なんてものは、後から付け足されたものかもしれませんけどね。
 マゼットはツェルリーナとの結婚式の当日に、ドン・ジョバンニに危うく花嫁を口説かれてしまう所だったのですが、このツェルリーナ役の人が可愛かったです。すごい勢いで口説かれてましたけど^^; で、もうちょっとで口説かれそうになった花嫁に機嫌を悪くして、ぷぅっとふくれた浦井マゼットがまた、可愛かったです(笑)。
 あと、ドン・ジョバンニに振り回される召使いのレポレッロ、コミカルでいい味出してました。
 オペラ歌手というのも、歌と演技と両方こなしていてすごいですね。

 そんな訳で、1粒で3度おいしい、「成人の日コンサート」でした。来年は何をやるのかなー、というのが気になります。
 

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