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2008年3月25日 (火)

再演 ベガーズ・オペラ

 大好きな舞台の再演というのは、嬉しいものです。
 客席に座って、舞台セットを見上げた瞬間のワクワク感が、たまりません♪
 この前は80年代のアメリカだった日生劇場が、18世紀ロンドンの、ベガーズのための空間にすっかり変わっていました。劇場は、ある意味異世界へのタイムマシンですね。

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 再演のベガーズオペラ、見る方も、演じるベガーズの方も、良くも悪くも慣れたな、って感じがしました。18世紀ロンドンの貧民街で、乞食達が演じる一夜限りの芝居。役者さんはまず、貧民街に生きる乞食を演じ、その乞食が更に芝居をするんだよ、という2重の作りとか、時代背景などが、最初から自然にわかっていましたから。初演では、一生懸命その構造について行こうと見る側も頑張ってた気がするのだけど(笑)。
 その分、初演の時の、何が起こるかわからないドキドキ感はちょっと収まり、代わりにベガーズ達の芝居に込められたメッセージが、よりわかりやすく伝わってきた気がします。
 客も、メインの芝居以外のいろんな仕掛けやサイドストーリーがわかっている分、芝居そのものに集中できたというか。ただ固まるしか無かったステージサイドの客も、積極的に役者に絡んで行く人がいたりして、それはまた、新しい局面なのかも。
 橋本さとしさんのピーチャムはなかなか素敵でしたが、まださとしさん独自の色が出るまでには至っていない感じで、高嶋お兄ちゃんのあのアクの強い悪人っぷりが、ちょっと懐かしく思えたのも事実。もうちょっと、髪型とか見た目を変えて、違うアプローチをしてみてもいいような。遠目だと、お兄ちゃんピーチャムとほとんど変わらない気がする。
 そう考えると、アクの強いお兄ちゃんのオルレアン公の後に、見事な弾けっぷりを見せたソーマさんのオルレアン公って凄かったんだな、とちょっとソーマさんに惚れ直してしまいました(笑)。
 で、やっぱりこの子はすごいかも、と思ったのは原田優一くんですね〜。
 彼が歌うと空気が変わる・・・という位、よい声です。小汚いはずの乞食達の舞台に、瞬間、清々しい風が吹き抜ける・・・乞食がそんな気品のある美声でいいのか、という話もありますが(笑)。彼がアンジョルラスをやったのも、今となっては必然と思えてしまいます。彼のフィルチも良かったです。こちらはさとしさんフィルチとはまた違ったキャラになっていて(年齢や見た目が結構違う、というのは大きいと思う)、モリーが可愛がるのもわかる、って感じ。
 幕間には1階席の通路を、たくさんの差し入れ袋を持って歩いてましたが、近くで見てもキレイな顔してて(乞食の汚れメイクしててもキレイ・笑)、何とも将来が楽しみな役者さんです。
 それにしても、馬車襲撃の場面はやっぱりいいですね!凝った大道具は無くても(乞食芝居だからね)、箱を積み上げるだけでそれが馬車になる、役者の動きで襲う方と襲われる方の間合いが変わる。原田君の歌声「この弾丸を〜〜金に変えてみせようか〜♪」が朗々と響いて、勇ましい気分になります。彼らは決して義賊ではないですけどね。(でもお金を溜め込んで使おうとしない奴らに代わって、俺たちが使ってやるんだ、という理屈にはちょっと同感♪)
 女性ではやっぱり歌穂さん。「女狐の歌」は聴かせてくれます。玲奈ちゃんのポリーも、初演の時よりいっぱいいっぱいさが抜けて、安心して見ていられるようになったというか。一夜限りのベガーズ芝居としては、あの緊張感も良かったような気はしますが、ここは素直に玲奈ちゃんの成長ぶりを喜びたいと思います(偉そう;スイマセン;)。
 そして久々の生舞台、赤いセクシー・カリスマ(笑)、内野マクヒース。
 やっぱり内野さんは舞台がいいなー、という思いを新たにしました。いえ、テレビがダメという事ではないですが、内野さんのテンションは、舞台でダイレクトに発散される方が見てて安心するというか、しっくりします。見る方の慣れの問題かな?
 マクヒースはセクシーとかカリスマとか言われてますが、私にはマクヒースのダメダメ男な側面が一番感じられます。てか、2度も女で失敗するなよ(笑)。懲りないヤツ。まあ、そこがいいんだけどね、きっと。あ、でも、ハードな舞台のせいか、お顔や体型がかなり絞られていたみたいで、それはよかったなv
 で、セクシーとか言うなら私はやっぱり、もう一度内野トートが見たいよ。叶わぬ恋に身悶えする死神の方が、よっぽどセクシーだわ。内野さんにとってトートは、芸歴の中でもかなりキワモノかもしれないのですが(白塗り耽美系^^;)、私はあれが一番好きだなー。その内、エリザ○周年記念スペシャルキャスト、とかで復活しないかな。チケットが死ぬ程大変そうだけど(苦笑)。

 そんなわけで、再演のベガーズオペラ、今年はちょっと落ち着いて見てきました。
 この先は、またひと工夫、必要になるのかもしれませんが・・・他には無い、面白い舞台だと思うので、またいずれお目にかかりたいです。

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