Rudolf The Last Kiss 感想その1
何なのでしょう、この天気!
汗ばむ程暑いかと思えば、またフリースを引っ張りだしてくる位冷えて。
風邪がぶり返しちゃうわ、全く。
週末、ウチの近所はお祭りだったのですが、寒さと雨で、人出の方はちょい寂しかったのかな?でもさすが下町、お神輿を担ぐ威勢の良いかけ声が、町のあちこちから1日中聞こえていました。
そんな中、期待と不安と半々で観に行った「ルドルフ」でしたが、今の所の感触は、ビミョーf^_^;
ルドルフが、当時の宮廷においては過激すぎる思想を持ち、皇帝や首相ターフェと対立して窮地に追い込まれて行くのはわかるのですが、その思想が、後世の私たちに言わせれば「進歩的」なんだよ、というあたりがあまり上手に説明されていないので、単に「世界は動いている、変化が必要だ!」と叫んで会議や演説に乱入する殿下が、単なるKYな人に見えてしまいます。ああ、せっかく井上君が殿下なのに、もったいない・・・(ノ_・)。。
エリザと比べるのはナンセンスだというのは百も承知ですが、エリザでは「HASS」の場面などを使って、当時の世情とそれを憂う皇太子、という構図を分かりやすく見せてくれていたのに対し、今回の舞台では、そのあたりが全部、セリフでの説明になってる気がする。だから、散々エリザを見てハプスブルク事情を一通り調べた身としては、「プロイセンとの同盟には反対です!」とルドルフが言えば、瞬時に脳内サーチがかかって「あー、あの事ね」とわかるんだけど、感覚に訴えて来ないので、なかなか殿下の気持ちについて行けない。もっと上手くやれよ!とか思ってしまう;あーまあ、だからこそマイヤーリンクまで追い詰められちゃう訳だけどさ。
せっかく登場した英国皇太子やドイツ皇帝ともっと喋らせるとかして、当時のルドルフの立場を浮き彫りにして欲しかったなあ。ドイツ皇帝なんて、ムスッとしながらフランツ皇帝陛下と歩いてるのがほとんどで、セリフなんてちょっとしか無かったし・・・。
いつの間にかハンガリー組にスパイが紛れ込んでいたというのも、なんか唐突で。ターフェの企みを、もう少し丁寧にやってくれても面白かったんでは・・・。
マリーとの恋愛については・・・史実や他の作品の事は全部忘れて見れば、あり、でしょう。てか、そうして見ないとダメですよね、やっぱり。私が元々、マリー話は苦手なので、仕方ない部分もあるのですが、皇帝から公の場所での発言を禁止されて、自暴自棄になったルドルフに、「あなたのなりたい皇太子に、なればいいじゃない!」と諭すマリー、それに勇気づけられて公衆の前で大演説をぶちかます殿下・・・ありえないー!でも仕方ないー!と思いながら見てました(笑)。
この演説シーンも、そこに至るまでに、ルドルフの思想がもうちょっと分かりやすく伝わってきていれば、もっと感動的なシーンになったのではないかと。おそらく唯一、殿下が輝くシーンなので、もったいない・・・曲もすごく良かったのにな、ここ。
ああ、すみません、辛口感想から入ってしまいましたね(^^;
井上君はもちろん上手だったし、悩めるプリンスを好演していたと思いますよ。でもやっぱり、同じ井上ルドルフなら、エリザの15分間のルドルフの方が、圧倒的に好きだわ・・・
これもある意味、仕方ないのですけどね(^^ゞ
多分、もっとガラッと、モードを変えて見ないとダメなんだと思う!いい所ももちろんあったので、次の記事ではそっちも書きつつ、次回観劇に備えたいと思います。
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コメント
さすが!ウィーン事情に詳しいあきこさんの感想ならでは!!ですね。
・・・私なんて、はっきり言って、話の展開にも、あの動き回るセットの展開にも、とてもついていけませんでした。
いっそのこと、超甘々なルドルフとマリーの愛の物語にしてくれたほうがよかったかも。(あ、不倫だからそうもいかないわね・・・)
それにしても、一度で終わるのはもったいないキャストの面々。
かわいい玲奈ちゃんも観たいし、井上くんの美しい歌声も、次回はもっと余裕を持って聴きたいので、再度チャレンジするつもりです(汗)
投稿: 秋生 | 2008年5月13日 (火) 20:50
秋生さん、こんにちは♪
あ、やっぱり、ついて行けなかったですか?
そうそう、恋愛話か、政治サスペンスか、どっちかに絞ってくれた方が良かったんでは、と思いますね〜。
ホントにキャストも舞台美術も豪華なので、いろいろともったいない気がします。
私も今度見る時は、余裕を持って井上君の歌や浦井君の不思議な雰囲気を堪能したいです♪
投稿: あきこ | 2008年5月14日 (水) 22:32